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インプラント 治療 Q&A

インプラント(歯科インプラント)とは

Q1.
インプラント治療はどのくらいの期間もつのでしょうか?

A1.
インプラントの寿命は噛み合わせや口腔衛生環境に左右されます。現在のインプラントシステムが誕生して約40年近くなりますが患者さんの中には当時のインプラントを現在もご使用の方もいらっしゃいます。
何年と断定することはできませんが、インプラント治療後は咬み合わせや清掃などの定期的なメインテナンスを必ず受けていただき、日常の口腔衛生環境を清潔に保つことで長い年数使用することが可能です。

Q2.
インプラント治療の良いところは? 

A2.
インプラント治療は歯を失った部分の顎の骨に人工歯根を埋込み、その上に新しい歯を作る治療法です。そのためブリッジ治療のように健康な周りの歯を削る必要もなく、入れ歯のような違和感もありません。

Q3.
インプラント治療の悪いところは?

A3.
インプラント治療は診査、診断、手術、治癒期間など他の治療に比べてトータルでかかる治療期間が長くなってしまいます。また保険は適応されていないため自費治療となり、保険治療に比べて高額になります。(ただし治療費は医療費控除の対象となります。)

Q4.
インプラント治療は、誰でも受けられますか?

A4.
インプラント治療はほとんどの人が受けられますが、顎の骨の発育が完了していない16才以下の方のや心臓病・糖尿病等の全身疾患をお持ちの方はインプラント治療をおこなう事ができません。妊娠中の方も受けられない場合がありますのでご相談下さい。
重度の歯周病の方は、お口の中の衛生状態が悪い場合が多く、そのままではインプラントを入れることができません。歯周病を治療し、正しい歯磨きを習慣づけてからインプラントの治療を行います。

Q4.
インプラントに使用する材質はアレルギー体質等、身体への影響は心配ないでしょうか?

A4.
インプラントに使用する材質は純度の高いチタンであり、生体親和性に優れ、アレルギー反応が起こったという報告はありません。このようなことからチタンは医療分野において幅広く使用されています。

Q5.
インプラントの治療はどのような流れになりますか?

A5.
インプラント治療は予診・カウンセリングを経てレントゲン写真を撮影してインプラントが埋入できる状態にあるのかどうか診断します。
インプラントの手術が可能と判断した場合には、レントゲン写真よりもさらに詳しいCTスキャンを撮影する必要があるため病院をご紹介することになります。
インプラント治療には予備治療が必要になります。予備治療とはインプラント治療の前に口腔内の環境を整える治療で虫歯や歯周病の治療も含まれます。
その後、インプラントの埋入手術となります。手術時間はインプラントの本数、症例により変りますが目安としてインプラント1本の埋入に30分から1時間です。手術後はインプラントが骨に結合するまで治癒期間となります。(治癒期間は仮歯が装着できる場合があります。)
2〜3ヶ月の治癒期間を経てインプラントと骨が結合した後、上部構造と呼ばれる歯を装着しインプラント治療の完了です。治療後は定期的なメインテナンスを行い、咬み合わせや口腔衛生を保つことでインプラントを長く維持します。